読書

三澤真美恵『「帝国」 と 「祖国」 のはざま―植民地期台湾映画人の交渉と越境―』

日本から持ち越した仕事が幾つかあるが、なかでも締め切りをはるか昔に過ぎている三澤真美恵さんの『「帝国」 と 「祖国」 のはざま―植民地期台湾映画人の交渉と越境―』の書評の仕事、いい加減にやらないといけない。実証面、理論面とも非常に緻密な構成で、…

中国の映画産業(1)「賀歳需要多少影片?(お正月はどのくらい映画が必要?)」

授業で使った文献の続き。「賀歳需要多少影片?(お正月はどのくらい映画が必要?)」『瞭望』2009年12月7日[要旨] 今年のお正月映画枠は豊作で、作品数は50以上と言われている。『熊猫大侠』、『我的唐朝兄弟』の上映から来年の春節(バレンタイン・デー)…

呉軍華「中国的改革―官製資本主義の隆盛とその行方―」

以下、しばらく前に読んだ論文のメモ。呉軍華「中国的改革―官製資本主義の隆盛とその行方―」(『東亜』2009年2月号)の要約&抜粋。 1992年以降を改革開放の第二段階とし、92年以降を官有経済化として捉えている。90年代後半の国有企業改革は、国有企業で大…

 下流社会

ようやく少しずつ時間が取れるようになったので、しばらく前に読んだ本のメモを整理。下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)作者: 三浦展出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/09/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 125回この商品を含むブログ (661…