1月例会 琉球弧の言論状況と社会運動の関係、ほか

 中国公民社会研、2011年度1月例会を下記の日程で開催します。
 今回は読書会、研究報告の2本立てです。ふるって御参加下さい。

 中国公民社会研
◎日時:2011年1月15日(土) 15:00開始
◎会場:東洋文庫(財)東洋文庫 イスラーム地域研究・現代中国地域研究資料室
(詳細は案内末尾にあり。「文京区本駒込」の本館の方とは違う場所なのでご注
意下さい)。

◎内容:
1.読書会
担当:村井寛志(神奈川大学、中国近現代史
テーマ:王紹光『安邦之道―国家転型的目標與途径―』(三聯書店、2007年)よ
り、「中国的社団革命―勾勒中国人結社的全景図―(中国の社会団 体革命―中国人
の団体の全体像のスケッチ―)」と「促進中国民間非営利部門的発展(中国の民
間非営利部門の発展促進)」(pp.463-480) の部分を中心にレビュー
 参加御予定の方でテキストご希望の方は、村井までお伝え下さい。
※王紹光氏については、滝田豪「中国「新左派」の民主化論―王紹光を中心に
―」(『産大法学』43(3/4)、2010年)に紹介があります (CiNiiよりダウンロー
ド可)

2.研究報告
報告者:胡冬竹(法政大学沖縄文化研究所奨励研究員、東アジア政治文化論)
報告題:「琉球弧の言論状況と社会運動の関係
               ーー雑誌『新沖縄文学』を中心に」

内容:
琉球処分以来、東アジア近代の矛盾が凝縮される
場所として、琉球弧が幾度も「はざま」の立場に強いられなが
ら、独自の抵抗思想も作り上げてきた。特に戦後過酷な米軍占
領期と「日本復帰」のジレンマの中で、論壇雑誌などを中心に
する言論空間が社会運動との間に内在的な関係性が築かされて
きた。今日、「冷戦期並みの不毛緊張」が走っている東アジア
において、もう一度琉球弧の言論と社会運動の有機的、かつ内
在的関係性に注目し、そこから生まれた冷戦思考に対抗する思
想を検証することが求められる。

◎会場詳細:
〒170-0003 東京都豊島区駒込1-3-1 メリノ六義園ビル5階
電話:03-3942-0146
会場は、http://www.tbcas.jp/ja/access.html
2枚地図がありますが、下の方の地図「事務所所在地」の方です。
「文京区本駒込」の本館の方ではありません。
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