華僑華人学会研究会「華人新村から見たマレーシア地域社会史―ヌグリ・スンビラン、スランゴール2州における調査から―」

 華僑華人学会の研究会で、下記の報告をさせて頂くことになりました。
 御関心がおありの方は参加歓迎です。(というか、時間帯的にあまり参加人数が見込めなさそうなので、聴きに来て頂けるととても嬉しいです)。

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日時:2009年2月21日(土)午前10時から12時45分
場所:東京大学駒場?キャンパス(京王井の頭線 駒場東大前駅、下車0分)
    18号館4階コラボレーションルーム
論題: 華人新村から見たマレーシア地域社会史―ヌグリ・スンビラン、スランゴール2州における調査から―
報告者: 坪井祐司 (立教大学等非常勤講師) 
     東條哲郎 (東京大学大学院・博士課程)
    村井寛志 (神奈川大学国語学部)
趣旨:マレーシア半島部で40年代末〜50年代初頭、マラヤ共産党対策として形成された「新村」と呼ばれる村落は、マレーシア華人社会のその後の展開に大きな影響を与えたとされているが、それ以前の華人社会の構成がどの程度継承され、あるいは断絶しているか、個々の村レベルにまで接近して明らかにされてきたとはいえない。本報告では、中部西海岸のヌグリ・スンビラン、スラン ゴール2州の複数の新村におけるオーラル・ヒストリー調査から、新村形成期の前後における個々の村の経験を地域社会史の文脈に位置づけて考察していきたい。