講演: 周奕氏「1997年以降の香港民主化運動の状況と特徴」

以下、僕の友人が中心になって動いているイベントのお知らせです。
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東京大学)アジア科 講演会のお知らせ

講演者:周奕(Chau Yick,香港『文匯報』元記者,副社長)

題 目:「1997年以降の香港民主化運動の状況と特徴
(通訳:黄子育氏)

日 時:6月8日(水)18:00−20:00

場 所:18号館4階コラボレーションルーム
     (東京大学駒場キャンパス

主 催:東京大学アジア地域文化研究会
(責任教員:村田雄二郎,谷垣真理子)


周奕(Chau Yick)氏の履歴

 1933年香港生まれ。青年時代,香港の青年団体,労働組合の活動に参加し,「聯青歌詠団」,「五金工会」の責任者を務めた。1959年香港『文匯報』に入社,記者,デスク,アメリカ駐在員を歴任し,1987年から退職まで『文匯報』の副社長を務めた。
 香港の学術界でいままで避けられてきた香港「左派」の歴史,および活動を再評価する目的で,2000年から,香港の歴史,特に「左派」の歴史に関する研究活動を始めた。2002年出版した『香港左派闘争史』は,出版直後に直ちに香港社会で大きな反響を呼び,香港左派の歴史を記録するもっとも影響力のある本となった。『闘争史』は,香港商務出版社の2001−2002年度の中国大陸・香港・台湾の中文書の優秀図書と選ばれた。第二次大戦中広東・香港の抗日ゲリラ活動に参加した当事者にインタビューしながら,歴史史料を集め,2004年に第二次大戦時期の香港の戦争史を記録する『香港英雄児女』を出版した。
 現在,香港海鴎撮影会の会長,香港芸術発展局(Hong Kong Arts Development Council)審査員を務めながら,香港労働運動の歴史を記録する著作に着手している。
 主な著作に,『香港左派闘争史』(香港:利文出版,2002),『香港英雄児女』(香港:利文出版,2004)など。