研究会のお知らせ

各位
 直前のお知らせになってしまいましたが、下記の研究会というか、読書会のようなものをやります。
 公民社会、公共圏、市民運動などを主たるキーワードとしつつ、現代中国、あるいは中華圏の研究者、著述家による理論的著作を消化することを目的 とした研究会を始めることになりました。当面は小規模な読書会形式で、たまに少しオープンな研究会を行うといった形になるかと思います。ご関心の ある方はどち らも参加歓迎です。
 とりあえず第1回は、しょっぱなから上記テーマに直接関わるというよりは背景的な話になりますが、下記の要領で行なう予定となっています。
 会場の都合があるので、ご来会予定の方はなるべく事前にお知らせ下さい。

日時:9月25日(土) 午後1時開始
会場:東洋文庫(財)東洋文庫 イスラーム地域研究・現代中国地域研究資料室
    (詳細は下記。「文京区本駒込」の本館の方とは違う場所なのでご注意下さい。

内容:
1.本田親史
温鉄軍(丸川哲史訳)『中国にとって、農業・農村問題とは何か――〈三農問題〉と中国の経済・社会構造―』(作品社、2010年)のレビュー

2.村井寛志
 馬杰偉『酒吧工廠―南中国城市文化研究―』(江蘇人民出版社、2006年)の民工 の文化消費に関わる部分を中心にしたレビュー
  今年に入り、広東省の労働者のストについて日本でも話題になっており、かつ、携帯やインターネットなどのニュー・メディアの介在という“新し い”状況が注目されています。しかし、そもそも農村や地方都市から大都市に流入する労働者たちにとって、都市で働くといういうことはいかなる意味 を持っていたのか。広東省に隣接する香港の文化研究者の視点を手がかりに考えてみたいと思います。(村井)

※今回は来られないが、継続して案内をご希望の方は、お知らせ下さい。また遠方でなかなか参加できないが案内は欲しいという方もお知らせ頂ければ リストに登録します。
 
◎会場詳細:
〒170-0003 東京都豊島区駒込1-3-1 メリノ六義園ビル5階
  電話:03-3942-0146
  会場は、http://www.tbcas.jp/ja/access.htmlの ページの下の地図「事務所所在地」の方です。「文京区本駒込」の本館の方ではありません。