『良友』研究会09年7月例会

 『良友』研究会は、民国時期の上海大衆文化史の重要文献である『良友』画報(1926〜1945年)の講読を中心に活動してきました。最近では、『良友』の発行が滞る40年代をカバーするため、淪陥期以降も継続した商業誌『永安月刊』(1939〜49年)の講読を行うと同時に、上海を中心とした中国近現代の大衆文化史、都市社会史に関する研究動向の紹介や、研究報告会を開催しています。研究報告会からの参加も可能ですので、ご関心がありの方は是非足をお運び下さい。

日時: 7月24日(金) 読書会14:00開始 研究会16:00開始
場所: 神奈川大学横浜キャンパス17号館23
       アクセスは〈http://www.kanagawa-u.ac.jp/02/accessmap/

内容:
第1部: 読書会
 『永安月刊』1942年後半期から各自の関心で記事をピックアップする
第2部: 研究会
 1.ブックレビュー
   報告者: 中村みどり さん (早稲田大学助手)
   テーマ: 厳安生 『陶晶孫その数奇な生涯―もう一つの中国人留学精神史―』(岩波書店、2009年)
 2.研究報告
   報告者: 趙怡さん (東京工業大学等非常勤講師)
   テーマ:金子光晴・森三千代と上海について」(仮)

 なお、今回の会合は、神奈川大学人文学研究所「日中関係史」共同研究グループとの共催になります。