Cultural Studies Forum (CSF) 10月例会

Cultural Studies Forum (CSF) 10月例会

日時: 10月21日(金) 18:30〜
会場: 武蔵大学7号館3階7308教室 (社会学部実習室2)
   最寄り駅西武池袋線江古田駅西武有楽町線新桜台駅、地下鉄大江戸線
  新江古田駅 (詳細は〈http://www.musashi.ac.jp/03-02.html〉をご参照下さい) 

1.報告タイトル 
「アメニティ集積の波及効果」としての「下位文化主導型地域発展」
―東京渋谷・青山・原宿の「独立系ストリート・カルチャー」を通して―

2.報告者およびディスカッサント
報告者:三田 知実 さん(首都大学東京 大学院都市科学研究科博士後期課程1年)

専門分野:都市社会学。特に都市サブカルチャー論、グローバル化におけるサブカルチャー研究。

ディスカッサント:石渡 雄介 さん(東京都立大学 大学院都市科学研究科博士課程3年)

3.発表の要旨
これまでの「地域発展」に関する議論は主に、「いかに地域経済を発展させるか」という問題を解決することを目的とした「問題解決志向」で、かつ大資本や行政がアクターとなる「行政・大資本主導型」として議論したものが多かった。この研究では、これまで焦点が当てられてこなかった「自発的ネットワーク主導型」で「革新的スタイル志向」の「下位文化主導型地域発展」という新しい地域の発展事例を、東京の渋谷・青山・原宿の「裏路地」で展開されている「独立系ストリート・カルチャー」を通して検討する。

4.推薦参考文献

北田暁大,2002,『広告都市 東京』廣済堂ライブラリー

松本康,1992,「都市はなにを生み出すか―アーバニズム理論の革新」森岡清志松本康編『都市社会学のフロンティア2 生活・関係・文化』日本評論社.

Featherstone, M, 1991,Consumer Culture and Postmodernism, London: Sage.
(=1999川崎賢一・小川葉子・池田緑訳『消費文化とポストモダニズム恒星社厚生閣.)→下巻第7章

いずれも大学図書館には置いてあります。